上島町で「鯛めし」を探して分かったこと
「愛媛 鯛めし 有名店」で検索すると、出てくるのはほとんどが松山市や宇和島市の記事です。正直、上島町に絞って調べてみても、鯛めしを看板に掲げる有名店の情報はほとんど見つかりませんでした。
上島町は弓削島・岩城島・生名島など、瀬戸内海に浮かぶ25の島々からなる離島エリアです。松山や宇和島のように飲食店が集まる中心市街地があるわけではなく、鯛めしを食べ歩くという発想自体が成立しにくい土地なんですよね。
今回確認できたのは3軒だけ。数は少ないですが、それぞれ性格がはっきり違います。露天風呂とサウナで整えるリゾート、遊漁船と直結した活魚民宿、そして自転車乗りのための一棟貸し古民家。この記事では、この3軒を軸に「上島町で何を食べ、どこに泊まるか」を整理します。
宿を選ぶときに見ておきたい3つの軸
上島町の宿を比べるときは、次の3点を見ておくと選びやすいです。
- 食事が付くかどうか(会席か素泊まりか)
- 風呂の種類(大浴場・露天風呂・家族風呂の有無)
- アクセス(どの港から、どのフェリーで渡るか)
3軒を1つの表にまとめました。
| 宿名 | 温泉・客室 | 食事 | 配慮ポイント | 評点 |
|---|---|---|---|---|
| インランド・シー・リゾート フェスパ | 露天風呂・サウナ・大浴場 | 会席(朝夕) | 生名立石港・弓削港から送迎あり | サービス4.22/夕食4.3 |
| 活魚・民宿 よし正 | 大浴場・家族風呂 | 夕食会席(活魚中心) | 釣った魚をその場で調理 | クチコミ13件 |
| Bike,Cafe and Inn 寄り道 | なし(素泊まり) | なし | 自転車店を併設、島内橋は無料 | クチコミ1件 |
食事付きで魚介をしっかり楽しみたいなら前者2軒、宿はあくまで拠点でサイクリングや島時間そのものが目的なら寄り道、という分け方になります。
瀬戸内の魚介を味わえる宿3軒
露天風呂とサウナで海と向き合う「インランド・シー・リゾート フェスパ」

フェスパは、瀬戸内海のほぼ真ん中、25の島々からなる上島町にあり、ゆめしま海道で結ばれた弓削島に佇むホテルです。公式サイトによると、露天風呂は「瀬戸内海に面した2つの露天風呂で、とびきりの開放感」とのこと。客室はオーシャンフロントで、船でしか来られない立地ならではの静けさが売りです。
評点は8項目に分かれていて、接客の評価は4.22、立地の評価は4.41とさらに高く、夕食の評価も4.3と安定しています。清潔さの評価も4.27あり、極端に低い項目がありません。
岩の湯とサウナ、2つの浴室
公式サイトによると、浴室は「野趣溢れる岩造りの露天風呂をしつらえた和風浴室」の「満天の湯」と、瀬戸内の空と海に溶け込む「スパ・ホリズン」の2つがあります。サウナ・大浴場・露天風呂の3種類が揃っているのは、今回確認できた3軒の中でもフェスパだけです。
会席は季節ごとに変わる
料理は会席で、公式サイトの紹介では「無花果とカッテージチーズの白和え ビーツと生ハムのサラダ仕立て」のような一皿も出てきます。9月から11月は秋メニューに変わるそうなので、訪れる時期によって内容が違う点は覚えておくといいと思います。
素泊まりの最安値は9,900円からで、和室6畳+広縁・バルコニー付きのオールインクルーシブプランは23,800円です(2026年9月時点・2名1室1泊の目安)。子連れ利用も多いようで、寄せられている口コミには、子ども用の作務衣や使い捨てサウナハットのアメニティが充実していたこと、朝夕の料理が美味しく子ども用の料理も丁寧だったことが書かれています。
生名立石港・弓削港からは送迎ありで、事前連絡すれば1人からでも無料送迎してもらえます。全室禁煙で、喫煙は屋外スペースのみという案内もあるので、その点は事前に把握しておきたいところです。
遊漁船直送の魚を味わう活魚民宿「活魚・民宿 よし正」
岩城島の州江港よりフェリーにて5分という立地にあるのがよし正です。公式サイトの紹介では「宿は料理で決まる」と言い切っていて、生産者から託されたたすきを背負って、一生懸命調理しますという言葉も添えられています。
大浴場と家族風呂の両方があり、公式サイトによると「海の見える最上階に展望風呂を完備」しているそうです。湯船には岩城島名産のレモンを浮かべているとのこと。展望風呂に地元産のレモンという組み合わせは、なかなか他では見られません。
夕食付きプランは1泊2食夕食会席料理・トイレ付き客室で14,370円からと公式サイトに案内があります(2026年9月時点・2名1室1泊の目安)。設備にはレストラン、宴会場、売店、送迎バスがあり、最大50名収容の宴会場は慶事や法事にも使われているようです。
長期滞在向けにコインランドリーが本館から徒歩1分の場所にあり、布団などの大物も洗えるという案内もありました。釣りをしながら訪れる客も想定されているようで、津波島へのチャーター船やBBQ食材の相談にも応じているとのことです。クチコミは13件寄せられています。
ただ、部屋のインターネット接続は一部のみで、予約時に指定が必要という点は、ワークスペースとして使いたい人には少し気になるかもしれません。
自転車と古民家をテーマにした一棟貸し「Bike,Cafe and Inn 寄り道」

寄り道は、岩城港から徒歩4分の場所にある1日1組限定の宿です。公式サイトによると「大阪から移住した自転車好き夫婦が営む、1日1組限定の古民家宿です」とのこと。今回の3軒の中で唯一、食事が付かない素泊まり専用の宿です。
1棟貸し素泊まりプランは19,000円、最安値目安は6,800円となっています(2026年9月時点・条件により変動)。設備は駐車場、無線LANのインターネット接続、電子レンジ(一部・要予約)などがあり、キッチンはないものの、電子レンジやトースターは使えるとのことです。
素泊まりのみなので、鯛めしを含めた食事は近隣で調達する必要があります。そこは事前に確認しておいたほうがいいと思います。フェリーで来島する形になり、車や自転車の乗船も可能、島内の橋は無料という案内も公式サイトにありました。
上島町へのアクセスと滞在の心得
上島町は本州や四国から直接橋一本で行ける場所ではなく、いずれかの港でフェリーに乗り継ぐ形になります。フェスパは土生長崎桟橋より生名フェリー約3分立石港着というルートがあり、しまなみ海道の因島ICが最寄りの高速出口です。よし正は州江港よりフェリーにて5分、寄り道は岩城港から徒歩4分と、島ごとに玄関口が違います。
- 車を持ち込む場合はフェリーの乗船時間に合わせて動く必要があります。
- 自転車で訪れるなら、寄り道のように自転車店併設の宿を拠点にすると安心です。
- 夕食付きの宿(フェスパ・よし正)は、到着時間によって夕食の時間が決まっている場合があるので、フェリーの時刻表と合わせて予約するのが無難です。
離島という特性上、思いつきで動きにくいエリアです。当日の予定より、フェリーの時刻表を先に決めてから宿を選ぶくらいの気持ちでいるほうがうまくいくと思います。
よくある質問
Q. 上島町に鯛めしの有名店はありますか。 今回確認できた3軒の宿の公式サイトの中には、鯛めしを看板料理として掲げている記述は見当たりませんでした。魚介を使った会席や活魚料理はよし正・フェスパで味わえます。
Q. 素泊まりの宿でも食事はできますか。 寄り道はキッチンがなく素泊まり専用です。電子レンジやトースターは使えますが、会席のような食事を求めるなら、よし正かフェスパを選ぶことになります。
Q. 子連れでも泊まれますか。 フェスパの口コミには子ども用の作務衣やサウナハットが充実していたという内容がありました。よし正にも家族風呂があります。
まとめ
上島町で「鯛めしの有名店」を探しても、正直、目的に合う情報はほとんど出てきません。ただ、瀬戸内の魚介を味わえる宿として、露天風呂とサウナのフェスパ、活魚料理のよし正、自転車と古民家の寄り道の3軒が実在するのは確かです。
食事を重視するならよし正かフェスパ、宿はあくまで拠点でいいならフェリーと自転車を組み合わせて寄り道へ。上島町は数こそ少ないですが、その分、それぞれの宿の個性がはっきりしているエリアだと思います。 “`
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